12月7日(土)放送の「ブラタモリ」は花巻を歩きます。「花巻はなぜ賢治を生んだ?」
タモリならではの花巻と賢治を取り上げるだろうと、今からわくわくします。
(実はこの日は、ぼくは埼玉の全生研の集会の講師なので、再放送か録画でみます)
花巻駅近くの「林風舎」です。賢治の弟の清六氏の孫の宮沢和樹氏の経営する店。イーハトーブの土産物、賢治ゆかりの作品があります。
2階の喫茶室はとても落ちつきます。↓
❤️♪なぜに私は花巻にゆくの~
若い頃に「チェリッシュ」の悦ちゃんが歌っていたのは♪なのにあなたは京都へゆくの♪でしたね。ファルセットの声が若いぼくにはきゅんとしました。(そんなことだってあったんだよ)
ぼくは、そのメロディーで上のことばをロずさみます。
もとの歌は、失恋songかな。
♪なのにあなたは 花巻にゆくの
花巻の町は それほどいいの
この私の愛よりも
ずいぶんどっきりさせる歌だったんだなあ。
だいたい、ぼくにこんな思わせぶりなこと言ってくれる人は、全くいませんでしたが。「花巻、スキねえ。いっそ花巻で暮らしたら」くらいのことばが返ってきましたよ。アハハ。
ぼくは、そんなものじゃなく、賢治の”魂”(ぼくは霊魂を信じませんので、賢治精神といったもの)に会いに行くのです。花巻の町と一体の賢治に。
賢治を知るためには花巻に行かないと分かりません。賢治は国際性を備えたファンタジーや童話群を作りましたが、花巻(岩手)で生まれ、そこで生き、死んだ人です。
花巻に「世界」を見た人です。地方性、それこそが世界だと主張した人です。
こういうことを書いていると、またまたイーハトーブ(賢治にとってドリームランドとしての岩手)に行きたくなるなあ。来年の「賢治祭」行きのリクエストはもう来ているけれど。