昨日の記事「桜を見る会」に対して「(アベ氏の)サクランを見る会」の続きです。これは、自民党代議士たちの自身の後援会を招待する活動ではないか。公費(税金)を使った私的サービスを行なっているという実態があることでした。
そこ田村智子さんの国会質問がネット上を中心に大変話題になっています。
今回も、それに関連した事を書きます。アベ氏のモラルハザードは、こんな形で広がりっているからです。
アベ氏が政権に就き、一旦挫折し、そして首相に復帰して以降、政治家の社会で、急速にモラルハザードが進みました。
アベ政権は、権力を使い、テレビ・新聞などのマスコミも抑え、官僚機構も下僕のように使い、服従、忖度の社会をつくってきました。自分たちの政権維持のために、税金もばらまきます。
その雰囲気が広がる中で、大臣、様々な政治家のトンデモナイ発言が度重なっていきます。
その一人、あの戦争発言の丸山穂高氏という「政治家」の壊れぶりは酷いものです。
こんなツイートを堂々と上げています。11月7日のことです。これまたとんでもない人物、N国党の立花孝志氏と一緒です。
こういう人物を蔓延らせたこと、アベ氏の姿勢と大いに関わっています。(維新の会の果たした役割もありますね)
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ここで出てきている女性、通称「エンリケ」さんと呼ばれています。
この「エンリケ」さんこと小川えりさん、「桜を見る会」とも関わりがありました。おお、なんと。
昨年2018年4月13日号「週刊朝日」にてこの女性が紹介されています。その記事です。
安倍首相「桜を見る会」に謎の女性が招待された理由 本人直撃
安倍晋三首相が主催する「桜を見る会」が4月21日、東京の新宿御苑で開催される。政財界、文化・芸能、スポーツなど各界から約1万人が集う。昨年は「ももいろクローバーZ」も招待されたが、今年の“招待客”で異彩を放つのが、名古屋のキャバクラ「アールズカフェ」に勤める小川えりさん(30)だ。
小川さんは、6年連続で東海地区ナンバーワンの人気を誇る現役のキャバクラ嬢。昨年のバースデーイベントは「2日間で1億円超え」という驚異的な売り上げを記録した。飾らないキャラクターで女性ファンも多く、インスタグラムのフォロワーは15万人を超える。
いったいどんな人物なのか。本人に直撃した。「特技は、ドンペリのボトルの一気飲み。コンディションが良い時には、1本30秒で空けちゃいます」
過去に「ドンペリを日本一飲んだ人物」として、MID モエ ヘネシー ディアジオ社から表彰されたこともあるという。店には「正月休みを除き、一年のうち360日は出勤する」というほど、仕事熱心。その成果もあり、貯蓄額は「数億ってとこですかね」(小川さん)。
何とも豪快な小川さんだが、桜を見る会への招待には戸惑いを隠せない様子だ。
「寝耳に水。ただ、ただ、驚いています。(招待は)光栄でうれしいことなのですが、正直なところ“なぜ私が?”。本当にこんな場に行っていいのかな……」
国会議員や自民党員の知り合いはおらず、安倍首相との面識もないという。今年3月、突如自宅に郵送で招待状が届いたそうだ。手の込んだいたずらではないようだが、本誌が真偽を確かめるべく、安倍晋三事務所に尋ねてみたところ、期日までに回答はなかった。
いったい、どんな基準で招待客を決めているのか。過去に同会に参加した政治評論家によれば、国会議員の推薦を受けて招待客をリストアップするという。
「招待状をもらった本人でなく、譲り受けた人でも入れるくらい、ゆるい。夫婦で参加するのが基本ですが、中には家族全員で参加する人もいるほど」
基準はあってないようなものなのかもしれない。
小川さんは“参戦用”の着物をあつらえるため、今週には京都に赴く予定だ。
「失礼のないように。予算は最低200万円以上。色や柄は、専門の人と話し合って決めたいと思います」会場の新宿御苑は飲酒禁止のため、会はノンアルコール。首相の前で、“直ビン”パフォーマンスができないことが、少々残念そうな小川さんだった。(本誌・松岡かすみ)
2018年4月13日号「週刊朝日」
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「週刊朝日」につけられていた写真。
案内状。「内閣総理大臣 安倍晋三」の名前です。
開門八時半とあります。
(アベ後援会の数百人は開門前の7時台にチェック無しで会場に入ります。
セキュリティなど関係無しです。)
得意のドンペリの一ビンの一気飲み姿。
ぼくなどには関係もないドンペリ。一ビン数万円~数十万円だそうです。
エンリケさん、確かに、2018年4月21日の「桜を見る会」に参加していました。Twitterにアップしています。 自民党の片山さつきサンとエンリケさんの写真がありました。
記事中では「飲酒禁止」とありますが、樽酒が振る舞われます。エンリケさんは、升を手にしていますよね。
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国会での共産党の参院議員田村智子さんの質問「参加者をどういう基準で選定しているのか」に対して、アベ氏は「功績、功労のあった人」と答えました。
しかし、この女性は、ご当人も「招待には戸惑いを隠せない様子」とあります。
「寝耳に水。ただ、ただ、驚いています。(招待は)光栄でうれしいことなのですが、正直なところ“なぜ私が?”。本当にこんな場に行っていいのかな……」と。
本当にどんな「功績、功労」なんだろうか。
この会に参加したこともある政治評論家は記事の中で次のように答えています。
「招待状をもらった本人でなく、譲り受けた人でも入れるくらい、ゆるい。夫婦で参加するのが基本ですが、中には家族全員で参加する人もいるほど」
<基準はあってないようなものなのかもしれない>と。
費用が膨大になっていることは「セキュリティに必要だから」と答弁していましたが、何がセキュリティですか。「個人情報」も上げていますが、これも何だかなあです。だれか政治家がエンリケさんを名簿の中にすり込ませたのでしょう。
結局、そんな基準はどうでもよくて、アベ氏の周りの人間が都合よく選んでいるだけ。だから、政治家の後援会中心に選んでいるのです。税金を使って私的な後援会を招待していると言うことです。
いい加減さは参加者名簿の保管にも現れます。名簿を提示するように求められても、もう無いと答えています。1年未満で廃棄しているからです。
不都合なことは全てこの調子で「廃棄した」です。これまでの問題でもいつもそうでしたね。
役人まで尻ぬぐいするうちモラルハザードを起こしています。その根源にアベ氏がいます。
嘆かわしいと言うだけではダメです。アベ氏に辞めてもらわないと、丸山穂高のような人物が更に増えます。