若者が社会のことに無関心であることを嘆いていながら、一旦声をあげると、その声に何倍(いや何十倍も)するバッシンクで揶揄する今の日本社会の異常さ。

沖縄での県民投票についての元山さんのハンガーストライキのときもすごいものでした。
「何の意味もない」「パフォーマンスだ」などと。

けれど、その後の動きのきっかけとなったことは明らかです。

東洋大学で、1人の学生か"立看板とビラで、今日の貧富の拡大に大きな影響を与えた竹中平蔵氏へ批判を行った問題も、ぼくは若者からの大事な問題提起だったと思います。

江川紹子さんの以下のツイート。その通りだと思います。
東洋大学で、同大教授の竹中平蔵氏を批判するビラを配った学生が咎められ、退学を示唆されたとされる問題。日刊スポーツ紙が大きく伝えている。2時間半に渡る事情聴取の中で、職員から「大学のイメージを下げているんだぞ!」と大声で言われた、と学生。イメージを下げているのはどちらか。 https://t.co/1WLrBbhoyw

東洋大学はこの学生の処分を行わない旨の発表を行いましたが、事情聴取の中では処分に関わる発言はあったとされています。


では、この学生の主張はどんなものだったのでしょう。学問の府である大学で許されないような「反社会的」なものだったのでしょうか。

↓ここにその声があります。



くこの大学はこのままでいいのだろうか?

我々の生活が危ない!

竹中氏の過悪、その一つは大規模な規制緩和である。特に2003年の労働者派遣法の改悪がこの国にもたらしたものは大きい。それまで限定されていた業種が大幅に拡大されることで、この国には非正規雇用者が増大したのである。「正社員をなくせばいい」や「若者には貧しくなる自由がある」といった発言は、当時の世論を騒がせた。

しかしながら、この男まるで反省の素振りを見せない。

「朝まで生テレビ!」という番組では、自らの政策の肝であったトリクルダウン(お金持ちが富むことでその富が貧しい者にも浸透するという理論)について、「あり得ない」というある種開き直ったかのような発言をしており、まるで自分がやった責任について無自覚なようだ。

また、昨年可決された高度プロフェッショナル制度については、「個人的には、結果的に(対象が)拡大していくことを期待している」などという驚くべき思惑を公言している。つまり、初めは限定的なものだからという理由で可決された労働者派遣法が、今これほどまでに対象を拡大したように、高度プロフェッショナル制度は、今後とも更なる拡大が予想されるのである。

無論、我々も例外ではない。労働者はこれから一層使い捨てにされることになるのだ!!

様々な利権への関与!?

竹中氏が人材派遣会社のパソナグループの会長を務めているということも忘れてはならない。というのも労働者派遣法の改悪は、自らが会長を務める会社の利権獲得に通じていたからだ。まさに国家の私物化である。

また、最近では昨年法案の正当性について全く審議されずに可決された水道法改正案と入管法改正案についても関与していたことが明るみになっている。更に加計学園との関連も取りざたされており、今後ともこの男の暴走を追及する必要がありそうだ。

今こそ変えよう、この大学を、この国を

皆さんは恥ずかしくないですか、こんな男がいる大学に在籍していることが。僕は恥ずかしい。そして、将来自分や友達や自分の子どもが使い捨てにされていくのを見ながら、何も行動を起こさなかったことを悔いる自分が、僕は恥ずかしい。意志ある者たちよ、立ち上がれ!大学の主役は、我々学生なのだ。右も左も前も後も何にも分からない人も、みんな集まれ。民主主義は決して難しいものではない。共に考え、議論し、周りに訴えながら、もう一度みんなでこの社会を立て直そう!!>

この声はぽくには真っ当なものに思えます。冷静さも失なってはいません。

もちろん竹中氏に賛意をもつ人もいるでしょう。

けれど、こうした言論を許さない大学(社会)の方こそに歪みがあるといえます。

ぼくは若者の声を応援する側に立ちたい。

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本日は「学びをつくる会」の大きな集会。会場は本郷の東京大学。ぼくにもオープニングでの役割があるので向かっています。地下鉄の中。

さあ着いた‼️