群読教材「キムチナベ」です。


 

この群読を保護者の方たちと一緒に読みました。そのときの『らぶれたあ』(2010.10.7№104より)より。

 

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参観ではなく参加

   ~昔はドキドキ  今はワクワク

授業参観だと考えると、若い頃はドキドキして、前夜は眠れないこともあった、と書くと「ウソでしょ」なんて反応が返って来そうですが、ホントなんですョ。

でも今は平気になった・・・というより楽しみになるように変わってきました。

どうしてなんだろう?

厚かましくなったのか。そうは思いたくないなあ。

 

授業に来てくださる皆さんが一番よくわかっていらっしゃるのかもしれません。「参観」から「参加」というふうにぼくの考え方を変えたことが大きかったのではないか、そう考えています。3.2学級ではそこに立ち会っている人にはどんどん参加してもらいます。

 

やわらかな眼差しで

「参加」の視点で授業を進めていると、保護者の皆さんのぼくや子どもたちに対する眼差しがやわらかなものになっていく気がします。

“自分が授業に参加している”という感覚は、目の前の学んでいる子どもたちへの共感を生みます。

 

普通にある参観型の授業だと、「うちの子は手を挙げないわ」、「姿勢が悪いのね」、「それに比べ○○ちゃんはいつもすごいわね」などと、“チェック”する心情になりやすく、発言していない子どもの気持ちを考えてみたりすることができにくいものでした。

これが、大人である自分も参加してみると、考えることの方に自分も集中し、「手を挙げること」はそう簡単ではないものだということがわかります。他の子の発言を聴くことの方が大事だということもわかってきます。手を上げる、発表できるなどというのは参加していることのほんの一部でしかないからです。

 

自由に声をあげ、手をあげ

ですから、本日の授業でもみなさんに参加していただきます。

そのために子どもたちと同じ目線になれるよう椅子も用意しました。参加しているのだから、声をあげ、手をあげることもちっともかまいません。

 

まずは、この「群読 キムチナベ」を親子で読んでみましょう。ウォーミングアップからです。

 

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ここでは教室にいる人たちを3パートに分けました。

いつものように(!)、手にしていたのはウッドブロック。

「キムチナベ」と題名をよいんだあと、「ポク、ポク、ポク、ポク」と4つ叩きました。

パート1のグループから入ります。

1回目はおずおずとした音読になるのは当然です。

 

次にパートを変えて音読します。どのパートも分担します。最後の3回目には、声も出ます。他のパートも聴きながらの音読です。

保護者の皆さんもいい表情になっていましたよ。

ここから、この日のメインの詩を読みました。その続きは、次回に。

 

(№1637の記事)