光村「国語」詩教材【3学期分】①1年生~6年生のリスト
3学期の「光村」詩教材です① 全体のリスト光村「国語」教科書に紹介されている【3学期詩教材】を取り上げます。これを見ながら、現場支援の必要性を考えています。現場支援こそ自分のできることだからです。まず1年生から6年生までの詩教材の授業研究。何ができるかを考えます。ただ手元に教科書がないので、いろんな人に連絡して教科書のそのページの写真を撮って送ってもらいます。(ありがとう、現場の皆さん、学期末の忙しい時に)光村「国語」教科書の3学期にあたる詩教材についてのデータです。1年生から順次、6年生まで。<1年生教科書の詩>①かたつむりの ゆめ (かたつむりでんきち=くどうなおこ)②おいわい (にじひめこ=くどうなおこ)<2年生教科書の詩>①ねこのこ (おおくぼていこ)②おとのはなびら (のろさかん)③はんたいことば (はらだなおとも)<3年生教科書の詩>①かたつむり (わだまこと)②ことばだいすき (はせみつこ)③あした (いしづちひろ)④たいこ (谷川俊太郎)⑤なみ (内田麟太郎)⑥かいだん (関根栄一)<4年生教科書の詩>①まんげつ (みずかみかずよ)②月 (こやま峰子)③上弦の月 (堀田美幸)<5年生教科書の詩>①蛇 (ジュール=ルナール作 岸田国士訳)②するめ (まど・みちお)③土 (三好達治)④ゆうぐれの松林 (八木重吉)⑤一ばんみじかい抒情詩⑥風をみた人はいなかった (岸田衿子)<6年生教科書の詩>①〈ぽくぽく〉 (八木重吉)②動物たちの恐ろしい夢のなかに (川崎洋)③うぐいす (武鹿悦子)④生きる (谷川俊太郎)詩・ことばあそびを楽しむ ――学びを教科書にとじこめないぼくは、「ことばを文字にとじこめない」という主張をして、ことばの学びをつくってきました。ことばあそび・詩を教室などで子どもたちとあそぶこと(読むこと)は重要な実践の軸としました。それらの実際は日刊学級通信『らぶれたあ』に綴り、「学びを教科書にとじこめない」ことにしていました。教科書はひとつの目安ですが、それに縛られると、ぼく自身の意欲がわかないし、オリジナルな展開もできません。例えば、光村「国語」5年生で取り上げている三好達治の「土」は、ぼくは教室で、1年生の子どもたちと読みました。(その当時の光村「国語」には、まだどの学年にも「土」は掲載されていませんでした。)さつまただし「とかげ」を読んだあと、ことばからイメージをつくる詩として「土」を読みました。もちろん、1年生の子どもたちが読むのだから、そのための展開は工夫するのは当たりまえです。教科書の詩はもちろん触れますが、「一つの詩(ことばあそび)のみにとじこめない」ことも、ぼくの実践の大事な視点でした。教科書にあるから授業するというのでは、つまらない。教科書にない詩・ことばあそびも“デザートのように”(そのための実践データをつくっています)楽しみましょう。教科書としては配当された学年はありますが、多様に広げてことばを学ぶ実際を改めて考えます。読んだ方が、自分ならどうするかを楽しんでください。では次の記事は「1年生の詩」からです。②へつづく。