その中で社員の退職日を月末にするのと
月末の前日にするのとでは、
社会保険料が1ヶ月分変わるっていう話をした。
キリが良く月末退職にするのではなく、
月末の前日(月末が30日なら29日)退職
にした方が、1ヶ月分の社会保険料の
削減ができるって。
そしたらこのような質問が寄せられた。
『29日に退職して社会保険料が
かからないということは分かりましたが
ご本人の健康保険証はいつまで使えるのですか?
厚生年金もその月は未納、ということですか?
会社にとってはいいことみたいですが
従業員にとってもウィンウィンなのですか?』
これについて回答しようと思う。
退職月は会社の社会保険から抜けるため
次の転職先の会社の社会保険に入るまでは
個人で国民健康保険と国民年金に
入る必要が出てくる。
(後からでも手続き可能)
もしくは国民健康保険に入らずに
今までの健康保険の任意継続という
手続きを取ることもできる。
(退職日の翌日から20日以内に手続きが必要)
次の転職まで空白の期間がなければ
問題ないが、間が空いてしまうと、
上記のように個人での手続きが必要になる。
じゃあ、これが会社と退職者にとって
win-winなのか?
私はwin-winにしたいとまでは考えてないのが
正直なところ。
社員の退職って会社にとっては
喜べない事象で、
退職がそもそもwin-winじゃないので、
退職者のために社会保険を負担してあげよう!
までは思わない。
それよりも会社の出ていくお金を少なくして、
会社の資金繰りを良くしたり、
残って頑張ってくれている社員の
給料や賞与の財源にした方が
私はいいと思っている。
これは経営者や管理職の立場にならないと
わからないかもしれない。
社会保険料の負担って、
本当に大きいし、会社にとって
メリットなんて何もないからね。
もちろん割合は少ないけど
結婚や独立などで
応援してあげたい退職もある。
そのような場合は、
退職日も融通をきかせるし、
退職者に別の形でも還元してあげたいと思う。
ということで、退職日を月末の前日に
した場合の退職者の社会保険はどうなるのか?
会社と退職者はwin-winになるのか?
について回答させていただいた。
賛否両論あると思うけど
参考にしてもらえれば幸いです。
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