損切りしないともっと損をする!







私のお客様で中退共
社員の退職金の積立を
行っていた会社があった。


今までも何度もこのブログで
中退共は絶対に入ったらダメ!
って言ってきて、
ついにその会社も中退共を
解約することにした。


もし中退共に積み立てている会社は
今すぐ解約ことをお勧めするけど、
解約の際のデメリットと、
そのデメリットを考慮しても
解約した方がいい理由を
今日はお伝えしようと思う。


中退共の仕組みをざっくり説明すると、
会社が社員のために1人ずつ
月5,000円〜30,000円の間で
毎月退職金を積み立てていく制度。


積み立てた額は、社員の退職時に
退職金として中退共から社員本人に
直接支払われる。


基本的には積み立てた額に相当する金額が
退職金として支払われるけど、
勤続年数が短いと少し少なくなったり、
勤続年数が長いと少し多くなったりする。


退職金を払うか払わないかは
会社側は決めることはできず、
社員が退職したら原則社員に満額支払われる。


だから私は中退共はやらない方が
いいと伝えている。


退職金を払いたくない社員のために
毎月積み立てて、満額支払われるんだからね。


サボり癖のある社員だったり、
会社に文句を言って辞めていく社員にも…


そもそも本当に手放しで
退職金を満額払いたいと思える
社員の円満退職って1割もないと思う。


さらに中退共は全社員の退職金の
積立を行わなければならないので、
社員が増えたら増えた分の
毎月の積立額は増えていくから、
会社の資金繰りを圧迫する原因となる。


だから今すぐ解約した方がいい。


ただ解約するにも大きなデメリットがあるし、
そもそも解約できるのか?
についてお伝えしよう。


まず解約するには次の①又は②を
満たさないといけない。


① 従業員の同意を得る


② 従業員の同意を得られないときは、
掛け金納付の継続が困難であると
厚生労働大臣に認められること


どっちもかなりハードルが高いよね。


入ってしまったら、
もう抜け出せないアリ地獄のような制度。


従業員にとっては退職金をもらえることが
確定するので、従業員は普通なら
解約することに同意しないと思うよね。


同意したら
退職金の積立がなくなるんだから。


でもね、実は解約すると
今まで積み立てた額が、
中退共から従業員本人に支払われる。


これって従業員にしてみたら
ボーナスみたいなものだから
嬉しくて解約に同意する人がほとんど。


会社側としては
えーーーっ!
全額従業員に払われるの?
って思うだろうけど、
途中解約した場合も、
解約せずに退職金として支払う場合も
一度積み立てた額は会社に戻ってこない。


そこは大きなデメリット。


だからこそ、続ければ続けるほど
会社からお金が出ていって、
戻ってこないので、
一刻も早く解約した方がいい。


決して、今まで積み立てた額が
もったいないからこのまま続けよう!
なんて思わないこと。


続ける方がさらにお金が出ていくので
続ける方がもったいない!


だからすぐに解約すること。


今まで積み立てた額は仕方ない。


この損切りができるかどうかって
経営者の決断力なんだよね。


ぜひ勇気ある決断で、
これ以上無駄な支出をしないでほしい。


今日のまとめとしては、
中退共は一刻も早くやめること。


勿体無いと思っている人は
おそらく損得判断ができない人だと思う。


ぜひ勇気ある決断を!


SMGグループ CEO 菅原由一

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