賞与はあえて決算後に支給しよう
弊社SMGの賞与は年に一度の
決算賞与を採用している。
賞与といえば夏と冬の賞与を
イメージされる方も多いと思うんだけど、
私はお客様に決算賞与をおお勧めしている。
ちなみに弊社の決算は12月決算である。
じゃあ、12月に賞与を
支払っているのかというと
実はそうじゃない。
1月に支払っている。
これには特例があって、
12月中に全社員に賞与額を通知して
決算後1ヶ月以内に支払えば、
支給が1月でも12月の経費として
計上できるのである。
12月に支払ってもいいんだけど、
あえて決算後の1月に支給するようにしている。
なぜあえてそのようにしているのか？
それは決算書の見栄えが良くなり
銀行の評価が上がるから。
例えば、賞与を総額1,000万円
払ったとしよう。
12月に支払った場合と
1月に支払った場合とでは、
決算書で大きく変わってくる項目がある。
どちらも経費になるので、
利益は全く一緒。
何が変わってくるのか？
貸借対照表の
『現金及び預金』
が変わってくる。
1月に支給すれば、12月に支給するより
この現金及び預金が1,000万円多く
計上される。
銀行は手元キャッシュが多い会社を
強い会社とみるため、
決算の時点ではできるだけ現金及び預金を
多く持っておいた方がいい。
だから弊社はあえて決算後の
1月に支給している。
あと、賞与はやっぱり利益がたくさん出たら
社員に還元して、利益があまり出なかったら
賞与は少し抑え気味にした方が、
決算対策として有効に使えるので、
夏と冬の賞与じゃなく決算賞与に
している。
このようなメリットがあるので、
私はお客様に提案して、多くの会社が
この仕組みを取り入れている。
実はもう一つ、銀行評価が上がる
メリットがあるので、
それは明日のブログで
お伝えするのでお楽しみに。
SMGグループ CEO 菅原由一
PS
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