どんな広告よりも惹きつけるもの！
先日、お客様である経営者に
このようなアドバイスをした。
『社長がもっと表に出て
顔を売った方がいいですよ』
その会社は介護事業を経営している。
お客様は介護事業所を選ぶとき、
何に不安を感じているだろうか？
親を介護事業所に預けるとき、
何に不安を感じているだろうか？
ちゃんとコミュニケーションをとって
親を見てくれるかだよね。
そのコミュニケーションを取るのは
人である。
例えば、その介護事業者の名前が
『ひまわり』
だったとしよう。
その『ひまわり』の代表が
青山さんだったとしよう。
あなたがお客様で、
青山さんのことを知らなかったら
『ひまわり』を思い出すとき
ばっと何をイメージするだろう？
『ひまわり』のロゴか？建物か？
何もイメージするものがないかもしれない。
そこに安心感は得られるだろうか？
もし青山さんを知っていたら、
『ひまわり』といえば
青山さんの顔を思い浮かべるだろう。
青山さんに好印象を持っていれば、
そこからは安心感が
イメージできるかもしれない。
人は何かを思い浮かべるとき、
人の顔を思い浮かべることが多い。
好印象を抱くのもサービスではなく人である。
よっぽどのトップブランドとかでない限り、
その商品やサービス自体に好印象を
抱くことはなく、その商品やサービスを
誰が作ったのか？誰が提供しているのか？
その人を思い浮かべる。
例えば、
Apple＝スティーブ・ジョブス
ソフトバンク＝孫正義
UNIQLO＝柳井正
星のや＝星野佳路
アパホテル＝元谷芙美子
こうやって顔を思い浮かべると、
その人たちが商品やサービスを
責任を持って提供していることが伝わる。
世の中には自社より良い商品やサービスは
いくらでもある。
中小企業はそこで勝負をするのは難しく、
最後はやっぱり人で勝負した方がいい。
競合他社の社長があまり表に出てないなら
それこそチャンス！
人は人が見えるところに親近感と
好印象を抱く。
ぜひ社長は自社の看板となって
表にどんどん出よう。
どんな広告よりも、
どんなキャッチコピーよりも
社長の人柄とそこから発せられる
メッセージが何よりお客様を
惹きつけるのである。
SMGグループ CEO 菅原由一
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