繰延節税は資金繰りを安定させる！
今日は利益が10億以上出るＹ社の
決算対策の経営会議だった。
売上じゃなく利益が10億以上だから
すごいよね。
このまま行くと4億ぐらいの
法人税が発生する。
さすがにそのまま何もせずに
4億払うなんてことはしない。
ということで、今日のブログは
『繰延節税で資金繰りを安定させよう！』
会社経営を何十年と続けていると
必ずと言っていいほど
まさか！
という事態が起きる。
ずっと調子のいい会社でも必ず
まさか！
があると言ってもいい。
そのまさかの時に、資金が尽きると
会社は倒産に陥る。
でもそのまさかな時にお金があると、
会社はそのピンチを乗り越え、
再び永続発展する企業へと
成長していく。
そのまさかとは、今のコロナもそうだし、
過去にはリーマンショック、震災、
台風などの天災。
内部的なものだと、社員の一斉退職、
飲食店なら食中毒、メーカーならリコール、
色々予期せぬ出来事ってあるよね。
Ｙ社はいつそのまさかが起きても
潰れないように、好調な時に
リスク対策をしている。
それは何かというと…
利益の繰延。
今回のように利益が多く見込まれるときは、
決算対策で利益をある程度、
翌年以降に繰り延べる方法をとる。
方法は色々あるんだけど、
今日は割愛。
そうすると、翌年以降に、
今期の利益が繰り延べられ、
安定的にキャッシュが入ってくる
仕組みを作るのである。
Ｙ社はこれを何年もやっているから、
すでに過去の利益で繰り延べたものが、
毎年キャッシュとして入ってきている。
実は過去に会社がピンチの時、
この仕組みのおかげで黒字をキープして
キャッシュも確保して、
ピンチを乗り切った経験がある。
会社が好調なときは、
まさかに備えること。
目先の税金逃れの下手な節税は
会社をさらに苦しめることになるが、
計画的な節税は資金繰りを安定させる。
『利益の繰延は意味がない』という
なんちゃって専門家はいるけど、
利益の繰延は資金繰りを安定させる
有効な方法なのである。
あなたの会社ももし多額の利益が出たなら、
ぜひ資金繰りを安定させる繰延節税を
活用してほしい。
具体的に対策を打っていきたいという人は
こちらまでご相談ください。
SMGグループ CEO 菅原由一
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