業界の常識を疑え！
先日のブログで紹介した
シックスパッドや美顔器のReFaで
有名な、株式会社MTGの松下社長。
左がクリスティアーノ・ロナウドで
右が松下社長
先日のブログはこちら
実は松下社長は最初に事業を始めたのは
中古車販売だった。
創業当時の発想がやはり天才だと思うので
このブログでシェアしようと思う。
創業は今から25年前、
トヨタ系列の大手デンソーを退職し、
中古車販売店を始めた。
中古車販売店を始めるにあたって
いろんな中古車販売店を経営する人に
このような質問をした。
『なぜこんなに沢山の
車を並べているのですか？』
返ってくる答えは
みんなこんな感じだった。
『中古車販売店はこういうもんだ』
誰も明確な回答がなく、
業界の固定概念で経営をしている感じだった。
松下社長はなぜこのような質問を
したかというと、創業当時はお金がないので、
こんなに在庫を確保できないと思ったから。
そこで松下社長が考えたのが、
お客様から欲しい車を聞いてから
その車を仕入れて販売しよう！
つまり、お客さまに
何年式の何色の車種が欲しいかを聞いて
それをオークションで競り落として
販売する、いわゆる受注販売だね。
そうすることによって、
在庫を持たなくてもいいし、
オークションから仕入れたらほぼ売れる。
そうすることで効率化を図り
資金繰りも安定して高収益体質となった。
もちろん店頭に在庫がないので
最初は営業にかなり苦労はしたとのこと。
でもそのお客様ニーズに沿った販売手法が
口コミで広がり、紹介などを中心に
優良企業へと発展していった。
今でもこの中古車販売の会社は
MTGのグループ会社として
EVを主力商品にし発展し続けている。
その会社がこちら。
今日私がお伝えしたいことは、
業界の固定概念を疑うことをすると、
そこに新たなビジネスモデルが
生まれるかもしれないってこと。
今でこそ、中古車の受注販売をしている
会社は沢山あるけど、当時はなかった。
松下社長は資金繰りのことだけじゃなく
在庫を持つと、在庫を捌くために
お客様が本当に欲しいものと違うものを
売ろうとすることに疑問を持ったから、
このビジネスモデルを考えた。
あなたのビジネスモデルに、
自社都合の部分はないだろうか？
本当にお客さまのことを考えたら
違う方法はないだろうか？
そこを突き詰めると、業界の常識と違った
ビジネスモデルが生まれるかもしれない。
ぜひ社員と一社に考えてはどうだろう？
結局最後は、お客さまファーストの会社が
選ばれるのである。
SMGグループ CEO 菅原由一
PS
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