CRDって知ってる？
ほとんどの人が知らないと思うけど
Wikipediaで調べるとこんな感じで出てくる。
・県立音楽院 (conservatoires à rayonnement départemental)
・ビクトリア首都地域 (Capital Regional District)
・カメルーン航空の航空会社コード
・中小企業信用リスク情報データベース (Credit Risk Database)
・定電流ダイオード (Current Regulative Diode)
私が言ってるのは、音楽院でもなく
カメルーン空港でもないからね。
中小企業信用リスク情報データベース
全国の中小企業の財務情報を
データベースにしたもの。
このデータは多くの金融機関が
顧客企業のスコアリング(格付け)をする際に
利用しているもので、
このスコアリングにより、あなたの会社に
融資をするかどうかを決めていたりしている。
めちゃくちゃ大事な情報だから、
弊社はお金を払って
このCRDを利用してお客様の会社の
スコアリングをして、銀行評価の
裏付けを取ったりしている。
銀行からの評価はどれくらいなのかを
知ることで、銀行対策が
変わってくるからね。
ということで、今日は社員が
お客様の会社のCRDによる
スコアリングをチェックしていた。
前期より上がったのか、下がったのか？
点数が伸びた部分は何なのか？
逆に悪くなった部分は何なのか？
実はこのスコアリングは
仕組みをわかっていれば
操作することができる。
つまり銀行評価は操作ができるってこと。
どういうことかというと、
銀行評価は決算書をもとに
スコアリングされる。
決算書とは貸借対照表と損益計算書。
損益計算書は1年間の売上と経費と
利益を表したものなので、
なんとなく理解しやすいよね。
問題は貸借対照表。
貸借対照表とは決算日の
資産と負債と純資産を表したもの。
この決算日というのが
ポイントなんだよね。
例えば3月末決算の会社なら
決算日は3月31日時点を指す。
3月30日でもなければ、
4月1日でもない。
3月31日のピンポイント
この時点で資産と負債と純資産が
どれだけあるかを示している。
つまり3月31日だけ、CRDの評価が
良くなるように操作すれば点数は上がる。
例えば、3月31日だけ借金を返済して
4月1日にまた借金をするとか。
貸付金がある場合は、金融機関は
ものすごく嫌がるので、3月31日だけ
一旦返してもらうとか。
こうやって3月31日だけ
余分な資産や負債を少なくしておけば
銀行評価は上がって、融資を良い条件で
引き出せるのである。
あなたの会社も一度CRDで
スコアリングをしてみてはどうだろうか？
銀行からどのように
見られているのかがわかるようになる。
それがわかると、何をすれば
銀行評価が上がるかもわかる。
どのような資産が銀行評価を上げ、
どのような負債が銀行評価を下げるのかなど。
中小企業の資金繰りは銀行の
評価を上げることによって改善される。
ぜひCRDのスコアリングはやってほしい。
顧問税理士がやってくれない場合は
弊社までご相談ください。
まぁ95％以上の税理士はやってくれない
と思うけどね。
そもそも知らない人が多い。
資金繰りを改善したい人は
こちらまで。
銀行の手の内を知ると戦いやすくなるね。
SMGグループ CEO 菅原由一
PS
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