税務署が認めたわけじゃない!
昨日のブログで、
人間ドックは経費で落とせるのか?
について解説した。
要約すると、
10万円超えるような高額な人間ドックは
福利厚生費として経費にするのは難しく、
受けた本人に対して給与として
課税されてしまう。
ただ、高額な人間ドックでも
福利厚生費として経費にしている
会社もある。
今日のブログはこの辺りをもう少し
突っ込んで解説したいと思う。
まず、昨日のブログでも紹介した
リゾートトラストの会員が受けられる
ハイメディックという50万円もする
人間ドックを福利厚生費に
計上している会社はある。
10万円を遥かに超えているので、
原則は福利厚生費としては難しいと言える。
じゃあなぜ、そのような会社が
まかり通っているのか?
それはただ税務調査で見つかってないだけ。
もし税務調査官が帳簿を見て、
ハイメディック50万円
に目がとまったら、
否認されて給与課税される可能性が高い。
だから、もし税務調査が入って、
何も指摘されなかったとしても、
それは決して認められたわけじゃなく、
見つからなかっただけ。
それを認められたと勘違いして
知り合いの経営者に言ったりすると、
それを聞いた経営者が
『大丈夫なんだ、俺もしよう』
と言って、その経営者は税務調査で
やられるオチになる。
だから、
他の会社がやっているからと言って
それを税務署が認めたわけじゃないから
気をつけて欲しい。
そこで、ひとつ経費に落とすコツを
お伝えしようと思う。
10万円を超えるようなものは
高額なのでダメなんだけど、
例えば50万円の人間ドックの場合、
10万円は福利厚生費
40万円は個人負担 or 給与課税
っていうふうに分けると、
高額な人間ドックでも10万円は
福利厚生費として経費で落とせる。
これならちょっとは嬉しいよね。
人間ドックに限らず、特定の人に
高額な経費が使われるものは
給与課税されるケースが多いから
気をつけてね。
ぜひ参考にして欲しい。