メリークリスマス!
あなたはどのようなクリスマスを過ごしているだろうか?
クリスマスと言えばプレゼント。
私には2人の子供がいるので、2人にはサンタからプレゼントが届いた。
サンタがプレゼントを調達する場所はおもちゃ屋が多いだろう。
菅原家にプレゼントを届けてくれたサンタも「トイザらス」で調達したらしい。
やっぱり「トイザらス」は人で溢れていた。
「トイザらス」で一番売れた商品ってなんだと思う?
私はすぐに分かった。
戦略的だった。
と言う事で、本日の経営のヒントは「トイザらスのドル箱商品!」
トイザらスに行っていない人は分からないと思うが、行った人は分かると思う。
答えは・・・
プレゼント用の袋だ。
サイズはSSからLLまであったが、わたしはSサイズを購入。
値段はなんと525円。
LLだと945円もした。
ただのビニール袋なのに。
これを購入しないと何も包装はしてくれない。
誰もが購入しなければならない仕組みになっていた。
利益率はかなり高いだろう。
このクリスマス商戦のこの袋だけでどれだけ儲けたのか知りたいところだ。
私もそうだが誰もが「高い!ぼったくり」と思ったはずだ。
でもそれで文句を言う人はほとんどいないだろう。
この戦略はビジネスとしてはとても素晴らしい。
大手企業がよく使う戦略だが、絶対にニーズがあり、単価が低く、利益率が高い商品はお客様は躊躇せずに購入に至る。
少し似たケースで家電量販店のテレビの販売がある。
テレビはどこも値下げ競争で価格を下げないと売れない。
売ったところで利益はほとんど出ない。
でも家電量販店のチラシを見るとテレビを大々的に宣伝している。
実は家電量販店にもトイザらスの袋と同じような商品があるからだ。
それは「テレビのケーブルなどの付属品」
これはかなり利益率が高く、誰もが購入しないとテレビを見る事が出来ない。
単価も安い。
お客様はテレビは少しでも安いお店で買おうとするが、ケーブルの値段を比較して店を選ぶ人はいない。
ケーブルを売るためにテレビを売っているのだ。
マクドナルドのドリンクも同じようなものだ。
ドリンクを売るためにハンバーガーやポテトを売っている。
あなたの会社のドル箱商品はなんだろう?
それは必ずしもメインで売り出している商品じゃないかもしれない。
付属商品だからと言って無料などにしていないだろうか?
大手企業は付属商品でかっちり儲けている。
価格競争の裏側では儲ける仕組みがしっかりと構築されているのだ!
戦略経営コンサルタント・税理士
菅原由一
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