最近、残業をなくし、効率よく仕事を行うためのノウハウ本、雑誌が目につく。
残業をする会社はダメ会社と言わんばかりだ。
はたして残業は悪なのだろうか (この際労働基準法の話はおいておく)
19年連続増収増益を達成した元トリンプ社長 吉越 浩一郎氏が著者の
「残業ゼロの仕事力」を私も読んでみた。
確かに残業をなくすための取り組みで参考になることが述べてある。
ただ、吉越氏はこんなことも言っている。
「海外では就業時間内で仕事をし会社の業績を上げるのがルール。
日本は当たり前のように残業をして業績を伸ばそうとしている。
こんなことで業績を伸ばしても反則勝ちだ」
日本の会社は確かに残業が当たり前になっている。
ただ、プライベートの時間を削って仕事をし、世界に通用する会社に築き上げた経営者もいる。
この経営者をだれも反則勝ちした会社だとは言っていない。皆から尊敬されている。
私も尊敬している。
特に中小企業はいつ倒産してもおかしくないギリギリの状態で経営をしている会社が山ほどある。
競合他社に勝つにはやはり他社より多く仕事をこなさないといけない。
今まで10.時間で100の仕事をこなしていたものが、8時間で100の仕事をこなし残業が無くなるのは理想だ。
でも2時間時間を短縮できたのであれば、その2時間でプラス20の仕事をし10時間で120の仕事をした方が他社より優位に立てる。
私は残業をするかしないかはその会社の状況、社員の価値観によって変わってくると思う。
もちろんダラダラ仕事をして残業するのは悪だ
常に効率を考え仕事をし、残業なしで業績が伸びるのが理想だが、残業をして業績が伸びるのもありだと思う。
ちなみに矛盾するようだが私の会社も基本的には残業なしだ。
その為、社員の仕事のスピードも上がったように思う。
これからも残業はなしの方向性でいき、社員にはその分自分のスキルアップのために時間を有効に使ってもらいたい