2024.6.6
昨日は農業と工業を学ぶ高校で全校対象性教育講演会だった。
3年周期でご依頼を頂いている。たぶん今回…3回目か4回目。
前回はコロナ真っ最中で全校集まれず、1学年だけ体育館、他の学年は別会場で別プログラムだった。
今回は全員体育館に集合して対面の講演会。
生徒数も多いので体育館びっしり。
養護の先生がずっと変わらないので毎度安心してお受けできる。
昨年は「デートDV」の講演会だったそうで、受講後の感想文に「避妊しろと言われてもコンドームを見た事もない自分たちには、コンドームの使い方を正しく教えてくれる性教育が必要だ」と一人の生徒さんが書いてくれたそう。
ホント、その通りだと思う。
以前、高校生でパパになった子にも言われた。
「彼女の妊娠がわかった時『なんで避妊しなかったんだ』とめちゃめちゃ怒られた。でも僕たち、避妊について教わる機会がないんです」
この言い分聞いて「Sexだって教わらないのに勝手にやってるんだから、避妊も一緒に自分で知ろうとしろ」と言い放った大人もいたのだけれど。
それで彼らの健康と幸せは守られるのだろうか
今、ほとんどの若者…いや、若者だけじゃなく、ほとんどの人がSexをネットで知る状況。ネットの、特にアダルトコンテンツはとても暴力的なものが多く、避妊をセットで描いているものは少ない(全部把握してるわけじゃないけど)
先に暴力を学ぶ弊害…甚大すぎると思う。
そして若者たちが本当に知りたいと思っている「避妊」等について、学校では触れにくい。
教えない、抑え込む、濁す、ごまかす、脅す。
こんな態度の大人に「困ったことがあったら相談しなさい」って言われてもね
今回、生徒さん対象にはコンドーム装着練習まではできなかったけれど希望する子には実物を渡すことができ、生徒さん対象の後、保護者の方々との懇談の機会があり、そこでも希望される保護者の方たちにはお渡しできた。
「家で子どもと練習します」とすごく前向きな方が多かった
1回の講演会でできることは限られている。そこから新しい動きが始まるの、めっちゃ大事
生徒さんが育てたトマトと玉ねぎと、ジャム頂きました
トマトがめちゃめちゃ甘いフルーツと言ってよい糖度でした。