アプリで、同じ県内在住、私より2歳年上で、メーカー勤務の研究職をされている男性からいいねをいただきました。

 

プロフィール写真からあふれ出す清潔感と「ええとこのお坊ちゃん」感。

某旧帝大大学院で博士号まで取得なさった典型的な理系男子。

 

そう!まさに私の好みど真ん中!

後にこの方がメンサ会員であるとわかったので、敬意を込めてここでは仮にメンサさんとお呼びします。


さっそくメッセージのやりとりを始め、すぐにお互いの共通点がかなり多いことがわかりました。
一度のメッセージ内容がどんどん長くなっていき、お互いに話したいことも聞きたいこともたくさん。
するとやりとりを始めて3日目、メンサさんからアプリ上で通話しようとお誘いいただきました。

 

初めての通話はお互い画面を切って音声だけでしたが、

話し始めて間もなくメンサさんの話し方や声が落ち着くなと思ってしまいました。
不思議な感覚です。


通話中も驚くほどお互いの共通点が多く、始めは30分くらいと思っていたのですが、あっという間に1時間経っていました。

メンサさんの知識量には尊敬するばかりで、私の中でメンサさんに会いたい気持ちが大きくなりました。

幸いにもメンサさんから会いたいと言ってくださり、次の週末に会うことになりました。


今は会う計画を立てている段階なのですが、すごく楽しみにしている自分がいるのです。

早く会いたいと指折り数えて浮かれる自分に、これまでの婚活で散々傷ついた私が冷たい目で注意してきます。

 
メンサさんはすごく素敵な男性だから、
私なんぞ比べ物にならないくらい魅力的な女性たちとやりとりしてるに決まってる。

実際にメンサさんが女性たちからもらっているいいねの数は、ネットで調べたところ上位15%に入るレベルで、まごうことなき人気男性。

片や私は全てにおいて平均を貫くザ・ど平均代表。
どうせ私はまた選ばれないんじゃないか。
あんまり浮かれると、さよならされたときにきっと立ち直れなくなる。
もう自分で決めたリミットの年齢に迫りつつあるのだし、
傷ついて立ち止まっている暇はないんだから心の準備をしておくべき。

 

メンサさんが私に幻滅する可能性が高いと考えています。
早く会いたいような会いたくないような複雑な気持ちです。

余談ですが、メンサさんは生粋の理系男子そのもので、

1時間ほどの通話中に個人を特定できる情報をポロポロとお零し遊ばしました。

ヒントとなる個人情報をつなぎあわせた結果、芋づる式にメンサさんの経歴に関して調べが付いてしまいました。

 

メンサさんは県内有数の進学校である中高一貫の男子校出身で、某旧帝大の学部から大学院までストレートに進学。

学生時代から現在に至るまで理系の大会や学会で数々の受賞歴があることを知ってしまいました。

 

経歴に嘘偽りなく実在する方であり、私ごときが申し訳ないくらい抜群のご経歴をお持ちの方なので、却って腹をくくることができました。
こんな優秀すぎる理系男子が、凡庸な私に幻滅しないほうがおかしいのです。

貴重なランチョンセミナーを受けると思って挑みます。
それと同時に悔いのないよう精一杯、気合入れて頑張ります。