この前、職場の先輩に誘われて飲み会に参加しました。
独身女性5名の会合で、俗に言う「女子会」でした。
先輩以外は初対面の方ばかりで、そのうちの一人が婚活中と話していました。

話題はその婚活女性が最近参加した婚活パーティーのことでした。

「いやさぁ、ほんまにレベル低かった!
 年収もほとんど400万円台ばっかりやし、学歴もひどい人ばっか!」

愚痴る彼女に先輩は言いました。

「でもアラサー世代なら年収はそんなもんじゃない?
 ひどい学歴ってどんなもんだったん?」

「大卒はいたけど、聞いたこともないようなひどい大学ばっかでさ!
 せめて〇大以上じゃないと嫌じゃない?」

〇大は、近畿圏ではトップレベルの私立大です。
さらに彼女は続けます。

「一番マシなので、△大卒だったけど、△大はなんかビミョーやん?」

ご指名ありがとうございます。
そのビミョーな△大出身の私です。
中学歴で有名な残念大学なのでビミョーなのは重々承知ですが、
何ともいたたまれませんね。
どんな顔して聞いていいかわかりませんでした。
私の出身大学をご存じだった先輩が焦ったように私をチラ見してフォローしてくれました。

「え?△大、十分賢いやん?
 〇大よりは確実に賢いで?」

「いや、国立だったらさ、この辺なら□大とか◇大とかあるやんか。
 わざわざ△大とかなくない?」

はい、すみません。
第一志望は◇大だった落ちこぼれの私が刺されまくっております。
しかし大丈夫です!
今は白く燦然と輝く職場で楽しく働いているので、残念な学歴は何も影響してないです!
と開き直ってみたものの、私の表情は曇りまくって落ち込みまくっていたのでしょう。
先輩はものすごく慌てて、彼女にツッコんでくださったのです。

「いや、自分、短大卒やん!
 しかも勉強できへんから推薦で行ったやん!
 あんたの言う、よう知らん大学出身の人でもあんたには十分やん!

先輩のツッコミの切れ味に、私は笑いを懸命にこらえました。

「それにあんたが馬鹿にした△大は私の妹の出身大学やねんけど」

唐突に別の先輩が不機嫌そうにつぶやいたため、
アホな私は空気を読まずに発言しました。

「え、そうなんですね!実は私も△大なんです!
 すごい偶然ですね!妹さんはどちらの学部なんですか?」

幸いなことに私のアホ発言に先輩方も乗ってくださり、
恐ろしい女子会を何とか無事に終えることができました。


女子会で負傷はしたものの、私自身が男性を探すときに分不相応な高望みになっていないか考えるきっかけになりました。
自分が相手に十分な対価を与えられない条件を据えるべきではないのです。
今後も冷静な自己分析を怠らず活動していきます。