真夏のお見合いの日、
そしてホテルのラウンジでお見合い開始。
早々に相手の男性の視線の位置がおかしいことに気づきました。
これまでも鼻や眉間の辺りを見て、
かろうじて顔のパーツに視線を送ってくれていれば気にしませんで
しかし今回は残念ながら、
その部分が特に汚れているわけでもなく。
私のささやかな胸部や寸胴な腰部を見ても何も楽しくないと思いま
もしかして下着が響いているのかもと思いましたが、
それにワンピースはゆったり目で、
よりによってなぜそこに視線を送る?
「あの、私の服に何かついていますか」
何とも言えない、
「え?服ですか?何もないですよ。どうしてですか?」
どうしてもこうしてもねえよ。何もないなら見んなよ。
もしかして無意識なの?無意識に見てたの?
「いえ、
「大丈夫ですよ。問題ないです」
いや、あんたに問題なくても、こっちには問題あるんだが。
え、私の方が自意識過剰な奴になってる?
話題を変えつつ、もう一度男性の視線を確認してみました。
うん、やっぱりちらちら見てるな。
どう頑張っても私と目を合わせるよりも、
わかった。
きっとこの男性には常人には見えない第三の目が見えているんだろ
そうだ、そういうことにしておこう。
というわけで私の第三の目を見出し、8割方胸部と腰部に話しかけ
相談所へのお断り理由には
「×さんは私の顔を見るのが嫌だったみたいで、
と送っておきました。
カウンセラーからは
「夏は意図せず下着が響いている可能性があるので、
とのお達しをいただきました。
お気に入りのワンピースで過去のお見合いにも着用したことがあり