アプリで知りあった近隣の県で研究職をしている方と面談してきました。
仮にケンさんとします。
プロフィール写真の印象は「気難しそう」、
相談所の写真みたいで結婚への意気込みがすごそう」でした。
プロフィール写真が外で撮影しており、
画質も綺麗で、ばっちり決めたスーツ姿だったのです。
とても失礼ながら世間一般的な容姿の方
もちろん私なんかにいいね!していただき厚く御礼レベルです)だったので、
明らかに結婚相談所登録用の写真のように見えました。
趣味が自分と合っていること、会話をどんどん振ってくれることもあり、
実際に会ってみることにしました。
実はアプリ上のやりとりの時点で一抹の違和感を覚えていました。
「旧帝大の理系学部卒で今の職場も男性がほとんど」
というわりには女性と話すことに抵抗がないというか、
話題の振り方がうまいというか、
私がこれまで出会った典型的な理系男子とは生態が異なっていました。
本人のプロフィールに確実にウソが入っているなと思いつつ、
相手は私とほぼ体格が変わらなさそうなので、
いざとなれば投げ飛ばして逃げてやろうと思っていました。

街中の古民家カフェで待ち合わせだったのですが、
休日にもかかわらずケンさんはネクタイにスーツ姿で来たので驚きました。
ある意味プロフィール写真そのままだったので安心しました。
普通に街中のカフェなので、
私は適度にキレイめのトップスにカジュアルなスカートで行きました。
服装のギャップがすごいですね。
幸いなことに相手は気にしていなかったようで、
ときどき沈黙もありつつ全体的に気まずいような雰囲気でした。
私は気持ちが全く固まっておらず、
断られても構わないし、
この感じだと次は誘われないだろうなと思っていました。

しかしお店を出た途端にケンさんはLINE交換を申し出てきて、
次に会う約束がその場で完了してしまいました。
初対面のちょうど1週間後にランチ+水族館という半日デート?をすることになったのです。
ケンさんの圧が強くて、
若干流されてしまった感はありました。

ケンさんはLINEに漢字フルネームで登録していました。
そこで帰宅後さっそくネットでケンさんの名前を検索してみました
恒例ですね。
するとケンさんはプロフィール通り某旧帝大の理系研究室に卒業生として写真が載っていました。
プロフィール文の内容は事実でした。
良心的な人だったようなのですが、
結局ケンさんとはお互いに予定も合わなくなり、
そのまま自然消滅しました。