エンさんとの仮交際が終了してから一週間が経過した時期。
私と同い年の方で、両親ともに医者という華麗なる一族のご子息、本人も某難関私立大学を卒業している技術職の方と仮交際にすすみました。
お互いの居住地はそこそこ離れており、電車で片道2時間程度の距離でした。
会おうと思えば会える距離です。
名前を仮にボンさんとします)

ボンさんの第一印象は丁寧で素直な方でした。
丁寧すぎて結婚後の理想を話の随所にちりばめて語ってくれました
気が早いですね。面白い。
何を話せばいいのか…と途方に暮れた様子に不覚にも私の母性本能がくすぐられ、私からどんどん話を振っていきました。
話を振ればちゃんと話してくれて、話題の弾みがついた後は自分からも私に質問してくれたりするので、楽しい時間を過ごせました。

もちろん私は仮交際を希望し、無事成立しました。
ここでこれまでと違うことが。
これまでは相手または私がファーストコール可能な時間帯を伝え、男性側から電話していただいておりました。
今回は時間帯指定されることなく、「お相手から本日か明日に連絡が来ます」とだけ相談所からお知らせが来ました。
時間指定の連絡は後から来るのかと待っていましたが、結局成立当日はお相手からも相談所からも連絡はなく。
え?どういうこと?明日は普通に平日だけどいつまで待てばいいの?と思いましたが、相談所へ問い合わせることはせずにいました。

そしてお相手から電話が来たのは翌日の21時でした。
お相手曰く、仮交際に進んだのは今回が初めてで、成立後にアプリを全く見ておらず、当日か翌日中に連絡を入れる必要があるとわかっていなかったそうです。

初めてならちゃんと段取りを確認するか、わからないことはカウンセラーに相談しておけばよかったのでは?と違和感を覚えました。
しかも何のためにファーストコールをするか理解していなかったようで。
「電話するようにと書かれてあったので電話しましたが、何を話せばいいですか」と言われたときはめまいがしました。
そんなことは私に聞かず、自分のカウンセラーに聞いてほしいですよね。

翌日も仕事があるので、私は一刻も早く電話を終わらせるために次会う予定を決めること、LINEなどの連絡先交換をすることを伝えました。
「LINEはどうやって交換したらいいですか。」と聞かれたときは、
「そんなん自分で調べたらええやん」と思ったのをぐっとこらえて
IDとかURLとかSMSで送っていただけたら追加して私から連絡差し上げますよ」と伝えました。

通話時間は約10分。LINEを交換すること以外は何も決まらないまま、電話を終えました。どっと疲れました。
この時点で会う場所も日にちも何も決まっていない状況です。
ファーストコールで気づいたことなのですが、ボンさんは素直で優しい一面はあるものの、裏を返せば自分から行動できない人任せな方だったのです。
高学歴だけど日常生活はポンコツの臭いがぷんぷんです。
もうこの時点で対面で会うことにげんなりしていました。

次回もオンラインにして初デートということにしちゃうのはどうだろう。
悪魔のささやきハンパなかったです。
さてこんなボンさんに任せたままで、いつになったら初デートを終えてお断りできるのでしょうか。(初デート前に断ると罰金が科されます)

ボンさんと初デートを計画するためにやりとりを行う間も、ボンさんに対するイライラが募っていきました。
当初は対面で会うために話し合っていたのですが、ボンさんは会いやすい場所を都道府県単位でいくつか候補を上げてきました。
もっと地域を絞って教えてほしいと伝えて、ようやく主要駅をいくつか教えてくれました。
その候補からお互いの居住地から1時間程度離れている中規模の駅を中間地点と考えて提案しました。
ボンさんは私の提案を快く受け入れてくれました。

さて、なんと集合場所が決まるまで2日かかっています。
そして相手のLINEは集合場所が決まったところで満足したかのように終わっていました。
しかしまだ会う日時が決まっていなかったのです!
集合場所決まった時点で満足するなよとツッコミながら、私から成立後の週と翌週の休みをすべて伝え、ボンさんに都合の良い日を教えてもらうことに。

ここでまたイライラすることが。
なんと私の提案した全日程それぞれの日のボンさんの1日のスケジュールが送られてきたのです。
私としてはどの日の何時なら都合が合うかだけを知りたいのです。
ボンさんの全予定に興味などないし、文章が長くなるので時間の無駄です。
長文だったので要点がどこにあるかわからず、ちゃんと全文読ませていただきましたよ。
文章の締めくくりに結論があると思いきやそうでもなかったですし
無事に読んで損した気分になれましたよ。

結局お互いの予定がうまく合わず、対面ではかなり先の日程になりそうだったため、私から彼の都合の良い日時に合わせてオンラインで会うことを提案しました。
無事承諾を得たので、オンライン対面用のURLは私が作成しました。
ボンさんに任せると永遠にオンラインデートもできなさそうなので

そしてこのときボンさんからまた面白い提案をされました。
それは話し方についてです。
お見合い時からその時点までお互いに敬語で話していたのですが、ボンさんは距離を近づけたいのでタメ口で話したいとのこと。
え?この段階で?早くないか?と思いました。
それと同時にこちらが頑張らないと初デートがスムーズに決まらなかったこともあり、
そんなどうでもええことよりもっと考えなあかんことあったやろ!」と腹が立ってしまいました。
何とかこらえて、ボンさんは私に対してタメ口で話してくれて大丈夫だと伝えておきました。
私はタメ口では絶対に話しませんが。

初デート前までのやりとりで、ボンさんの印象はマイナスに大きく傾いていました。
男性が常にリードすべきとは思っていません。
ただ、重要な決め事ではお互いの積極性がないと夫婦としてやっていくことは難しいと考えました。
ボンさんがこれまでに積極性をみせたのはタメ口で話していいかなど、本当にくだらない事柄です。
もっと仲を十分に深めてから出すべき話ではないでしょうか。
今そこじゃないだろ!って思ってしまいます。
初デート前からやはりこの人は無理だと思いました。
ノルマの初デートをオンラインでこなせば断ることができる。
それだけを支えに頑張ることにしました。

ちなみにボンさんとのオンラインデートを午前中に入れた同じ日に、午後から4件のオンラインお見合いを控えていました。
私は日本最高水準でオンラインお見合い、デートを活用できているのではないでしょうか。