三木句会ゆかりの仲間たちの会:樹 水流さんからの感想 | sanmokukukai2020のブログ

sanmokukukai2020のブログ

ブログの説明を入力します。

          三木句会ゆかりの仲間たちの会:水流さんから酔子さんへ

 

 

   ✉️ 酔子さま

 

   エッセイ、楽しく拝読いたしました。

   東の人間にとって、また熱心な野球ファンでもない私にとって、

   「あれ」という言葉がニュースで話題になったことで、

   優勝やいかに、というムードが伝わったのは確かです。

   酔子さんの「あれ」についての考察に納得と共感。

 

   私たち世代にとって「あれ」というのは笑っちゃうけど結構

   悲劇だったりします。

   ウ~ン、名前が出てこない、「アレよ!」

   いやねえ、歳だわね。

   でも距離の近い人なら「あれ」の正体はすぐにわかり

   「アレはね」と話が続くのです。

   永遠に「アレ」は続き、話が終わった頃にやっと正式名称が

   出るなんて、普通になりました(苦笑)

   この「あれ」は明らかに名詞ですが、そのやりとりに人間

   関係が作用して「分かる者」「分からない者」の差が出ます。

 

   過去の失敗と思われた優勝へのプレッシャーを避けるため

   に編み出された言葉「あれ」が、監督ならびにファンによって

   広まったわけですが、

   悲劇的と思われる「あれ」がかえって人との距離を縮め、

   さらに全国的に耳目を集めることになるんですもの、本当に面白い!

   関西の洒落っ気かもしれません。

   言葉は生きていますね~~。

 

   またの投稿をお待ちしております。

 

   師走は目前というのにストーブのいらないここ数日の湘南。

   次の寒さが怖くなります。

                      水流

 

 

   

                             

                                                                                      ©︎eerdmans 

                                                       毛糸玉去年の匂いしてコロリ   樹 水流