三木句会ゆかりの仲間たちの会:水流さんから酔子さんへ
✉️ 酔子さま
エッセイ、楽しく拝読いたしました。
東の人間にとって、また熱心な野球ファンでもない私にとって、
「あれ」という言葉がニュースで話題になったことで、
優勝やいかに、というムードが伝わったのは確かです。
酔子さんの「あれ」についての考察に納得と共感。
私たち世代にとって「あれ」というのは笑っちゃうけど結構
悲劇だったりします。
ウ~ン、名前が出てこない、「アレよ!」
いやねえ、歳だわね。
でも距離の近い人なら「あれ」の正体はすぐにわかり
「アレはね」と話が続くのです。
永遠に「アレ」は続き、話が終わった頃にやっと正式名称が
出るなんて、普通になりました(苦笑)
この「あれ」は明らかに名詞ですが、そのやりとりに人間
関係が作用して「分かる者」「分からない者」の差が出ます。
過去の失敗と思われた優勝へのプレッシャーを避けるため
に編み出された言葉「あれ」が、監督ならびにファンによって
広まったわけですが、
悲劇的と思われる「あれ」がかえって人との距離を縮め、
さらに全国的に耳目を集めることになるんですもの、本当に面白い!
関西の洒落っ気かもしれません。
言葉は生きていますね~~。
またの投稿をお待ちしております。
師走は目前というのにストーブのいらないここ数日の湘南。
次の寒さが怖くなります。
水流
©︎eerdmans
毛糸玉去年の匂いしてコロリ 樹 水流