編集後記
過去最大、世界最多の感染者数、お盆休暇の行動制限なしの結果の急増は想定内とする
ような全数把握見直しの方向への舵きり、等々の報道が続きます。家族から感染する人が普
通に出るようになり、地方都市でさえ病床は満杯。日本はどこで判断を間違えたのか、あ
るいは、どうしたところで、感染は収まらないのか……。
ある識者が、日本の根幹に「根ぐされ」が始まっている、とテレビで発言していました。
一票さえ得られるなら誰とだって”持ちつ持たれつ”の関係を持つことを辞さない人々が、
この国を動かしていると知るのは恐ろしいことです。「矜持」という言葉が頭に浮かびま
した。
東北の度重なる大雨と洪水。昨年も床上浸水、そしてまた……と泥のかぶった畳や家財を
捨てる住人たち。我が身に起こったら‥…と想像すると、彼らの心が折れないことを祈るば
かりです。
「つづく」のコーナーに載せた詩は、19世紀のウクライナの文学者タラス・シェフチェ
ンコの「遺言」とされている詩です。『物語 ウクライナの歴史』黒川祐次著(中公新書)
からです。この本を読んで、ロシアとウクライナの確執の根深さを改めて理解しました。
ウクライナ人の強く激しい抵抗の意志の背景を学びました。お勧めの1冊です。
9月の兼題は「混」。今年も3回を残すばかりになりました。因みに、10月、11月の兼題
は「裏」と「沈」です。 (遊子・報)
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