編集後記
2月の兼題『黒』では、黒土、黒猫、黒潮、黒髪、黒目、黒支度、黒服、黒鍵、
白黒など多くの熟語が使われました。黒川能、黒部川の固有名詞もありました。ま
た、ひらがなの「くろ」として詠まれた方もいらっしゃいました。有季、五七五の
縛りのなか、さらに特定の文字を読みこむことはなかなか苦労ですが、俳句特有の
遊びでもあります。3月の兼題は『銀』です。
今月の写真俳句は、残念ながら投稿がありませんでした。遊子の4句のみです。
長く作句していると、自分の好きな季語や世界ができあがり、句材の選び方や句
風が偏ってきた、と感じるようになるときがあります。それがいけないと一概には
言えません。が、兼題として出された1文字や季語を詠みこむことと同様、写真か
ら被写体に沿って詠む、また発想を飛ばして詠んでみることは、筋肉トレーニング
のようなものです。難しい‥‥と感じれば、それは筋肉がついていない、あるいは、
衰えてきていることかもしれませんね~。みなさま、筋トレ、しましょう!
(遊子・報)
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