2020年1月 お正月の一句 | sanmokukukai2020のブログ

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        お正月の一句

 

       昨今、お正月気分はますます薄れ、新年の季語にも馴染みのない言葉が

     増えてきました。それでもやはり、お正月の一句は作りたいものです。

     そこで、みなさまからのお正月の一句を。(アイウエオ順)

 

 

       

     

     湯布院へ行ったつもりの初湯かな       有馬英子

 

     繋ぐ味祖母から孫へ雑煮椀          佐々木 梢

 

     祝い箸名をつづる父大きな手         樹 水流

 

     とてつもなく遠いきみの賀状をさがす     太田酔子

 

     初稽古足袋を新たに粛々と          大塚楓子

 

     煌めきに心の目覚む初茜           加藤光樹

 

     若水を汲む長男の寝癖かな          神宮前小梅

 

     新しき自分を貰う初日かな          草野きょう子

 

     初凧は楽しすべては過ぎたこと        小泉水玉

 

     初詣で和装の男女際立ちて          幸野穂高

 

     江ノ島を浮彫りにして初日の出        國分三徳

 

     年新た心とこころ漢語和語          佐藤花子

 

     朝ぼらけ令和二年の初日待つ         佐藤秀隆

 

     いちはやく香を放ちけり根白草        関根瞬泡

 

     しんと立つ富士を染めゆく初茜        関本朗子

 

     ねずみ絵の賀状にしかと新年号        田中 汐

 

     初暦まず記入せし歯科予約          田中 梓

 

     歳の神巨大団地を迷いおり          原宿美都子

 

     初夢にかがやく笑顔亡き人よ         澤橋 凜

 

     南北差山火事続き雪降らず          山崎哲男

 

     玄関に履き物あふれ初笑い          白樫ゆきえ

 

     元朝の門に旗なし猫わたる          飛鳥遊子