この話が大好きだ‼︎

 
 
 

足跡Footprints)』(作者不明)

 

 

ある夜、私は夢を見た。

 

私は神様とともに砂浜を歩いていた。

 

振り返ると砂浜には二人分の足跡が残っていた。

 

一つは私のもので、一つは神様のものだった。

 

これはこれまでの私の人生の足跡であった。

 

足跡を見ていると私の人生の様々な場面が、

走馬灯のように思い出された。

 

 

よく見るとこれまでの私の人生の中で、

足跡が一人分しかないときが、

何度もあることに気づいた。

 

それは私が辛く悲しい思いをしていた

時期ばかりだった。

 

ああ、あの時は信頼していた友だちに、

裏切られた時だ。

ああ、あの時は失恋して落胆していた時だ。

ああ、あの時は事業で失敗した時だ。

 

 

私は神様に尋ねた。

 

神様、あなたはずっといっしょに

いてくれるものと思っていました。

しかし私がもっとも辛かった時期には、

一人分の足跡しか残っていません。

あなたを最も必要としていた時に、

どうして私をお見捨てになられたのですか?

 

 

すると、神様は答えておっしゃった。

 

 

いとしい大切な我が子よ。

私は愛するお前を、

決して見捨てたりしない。

お前をひとりぼっちにはしない。

一人分しかない足跡は、

お前の足跡ではないよ。

その足跡は私の足跡なのだよ。

悲しみに打ちひしがれるお前を、

背負って歩いた私の足跡なのだよ。

 

 

 

全部大丈夫だよ!!