自分の宇宙を知り、自分を生きる。横浜で算命学鑑定をしています水森美希です。
前回の記事では、音楽家、作曲家の菅野祐悟さんについて書かせていただきました。
霜降り明星の粗品さんも、学んでいる型に入っている方でした。
格に入っている方を、入格者という風に算命学では言います。ですが、この型に入っていたとしても、全ての方の格が稼働しているわけではない、というところが興味深いです。
粗品さんの陰占を見てみると、日干：戊（土性）に対して、子丑の支合があり、日干がそれ以外を土剋水で剋すという型に入られています。
全てが財の星となり、堅実に着実に財を積み重ねていく、守りの人生と言われます。
（こちらのブログでは、あえて格の名前は書かないように、またなるべく柔らかい表現でお伝えするよう努めています。格については算命学をそこの範囲まで学ばれている方はわかると思います。
検索すると色々な情報を得ることができますが、いいことばかりではなく、ネガティブなこともたくさん書いてあるので、一喜一憂されたり、そこにとらわれたり、ということがあるから、あえて名前などは控えます）
ですが、粗品さんのことを色々なニュースで拝見すると、、、そういう感じではなさそうです。
粗品さんは、陰占は間違いなく入格されているのですが、ズレている理由がいくつかありました。
まず、陰占の天干に干合があること。干合があるということは格自体が不安定ということです。
戊と癸が干合すると、月干の癸は丁になり、さらに年干の壬と干合し、結果的に月干は乙になります。
年干は甲になります。
干合は20代頃から変化し始めて、40歳ころにははっきりと変化がわかる、と学びました。ただ、こちらに関しては経験値がまだ詰まれておりませんので、理論としてはそう理解しているという段階です。
格は干合によって不安定となり、結果的には破格となる可能性が高いとも言えます。
粗品さんの陽占を見ると、今の粗品さんの性格とは雰囲気が違うように思えてなりません。
干合を考慮すると、北方の禄存星を車騎星が包み、南方の司禄星を牽牛星が包んでいる感じ。
今の粗品さんからは攻撃本能を感じられるので、干合が影響しているのではないかな、と思います。
さらに、29歳からの10年は龍高星と天南星、2024年は車騎星と天南星が廻っています。
天南星は若くて突っ走りやすく上に、今年は車騎星も重なっており、ここにも今の粗品さんの雰囲気が重なります。
追記となります。
大運と宿命で、申子辰の三合会局、さらに2024年は大運と同じ辰が廻り、こちらも三合会局。これだけの融合条件が重なる年は、危うさが出ます。
そして、今の粗品さんの雰囲気は、陽占の東の貫索星の雰囲気も感じます。
自我ですね。
誰彼かまわず噛みつく「毒舌芸」と何かに書いてありました。
これぞ自分の芸だ、という、周りが見えなくなっているような、調和を感じられない雰囲気。
陰占の条件で入格されている方でも、基本的には陽占に貫索、石門星があると破格とみなす場合もあります。（その方を見て判断する）
このような色々な条件により、純粋な型とは異なっていることがわかります。
純粋な型とは言えませんが、全くないとも言えず、無意識にお金に縁が深く、またお金の苦労がついて回るということになるのです。
粗品さんは、地支が水性だけになる方でとても頭がいいです。
ギャンブルにはまっていらっしゃる、ということを記事で読みましたが、粗品さんは遊びでされているというわけ（鳳閣星的なもの、娯楽という意味）ではなく、頭を使って、さらに攻撃本能として戦う（勝ってやるぞ！）という姿勢も感じられます。
お金儲けをしたい、自分の手元に残したいというわけではなさそうで、ギャンブルであたった2400万円を能登地震の際に寄付されたとあり、禄存星も感じられるところです。
粗品さんの攻撃性を勝手ながら少し心配しております。
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