三松fablab.(ファブラボ)年内オープンへ。 | 板金屋見聞録 ~ 田名部 徹朗 オフィシャルブログ

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日本製造業の明日を信じてがんばっている皆さんへ、九州の小さな工場で日々おこる出来事を通してエールを送るブログ。

先月ちょっとご案内していました

三松本社工場2階スペースのリニューアル工事。


先日無事完了し、新しく共有型実験工房


「三松fablab.」として


本年中にオープンすることといたしました。


↑fablab.外観


ファブラボとは、

Fabrication Laboratory (加工研究所)の略称。



世界的に3Dプリンターが大ブームとなっています。


それを使った個人レベルでのモノづくりが昨年来

大々的に提唱されています。


 ただ、安くなったとは言え、

まともに使える3Dプリンターはまだまだ個人では

買えません。

 また、個人が何か作る時の工具等もいろいろと

揃えなくてはいけません。


 そこで、ある程度の設備や工具等を完備した共同工房を

中核としたインキュベーション施設が「ファブラボ」という名で

世界的な広がりをみせています。

 しかし、良く考えてみますと


当社三松が今までやってきた製造代行こそ

正にfablab.事業じゃありませんか!



 ただ当社の設備や加工技術が一般個人の方には

簡単に使えないためファブラボと言われていないだけ。


 そこで一般個人の方や企業や学術機関の研究者の方々に


当社の設備、特にロボットや3Dプリンターを使っていただくための

専用工房を作ってみたらと思い、オープンさせたのが、


この「三松fablab.」。


もちろん、3Dプリンターに必要な3Dモデルデータの作成や

ロボットの操作、大型レーザー加工機などは

fablab.コンシェルジュがお手伝い。


一般のファブラボと研究・加工委託先の中間に位置して、


このギャップを埋める橋渡し役を担えないかと思っています。


とは言え、正直まだまだやれる範囲に限界はあるかと思います。


でも、多忙だ、


人手が足りない、


どこにお願いすればいいかわからない等々で


遅れている開発や企画案件推進の一助になればと考えています。


 また、


販売チャネルの開拓、


助成金等含めた官公庁へのやりとり、


VCへの資金要請の橋渡し等々


 更には、


当社の教育カリキュラム体系「三松大学」の

オープンカレッジカリキュラムとして、


3D-CAD教室の開講、


3Dプリンター操作講習のモノづくり技術支援等々

 今まで我々三松が苦労してきた経験を活かしてのご支援も
今後展開できればと夢(妄想)は膨らみます。

ご意見、お問い合わせは、いつでもお待ちしています。


当社 田名部、河波までお願いいたします。




↑ファブラボ内ミーティングルーム