家族葬を一言で説明 | 流れるギヤの終の式 / sanmaibunko.com

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都内宮内庁御用達の大手葬儀社勤務からはじめ、数多くの政財界や有名人の葬儀を見て来た筆者の忘備録と新しい形の現代葬儀論ブログです。
この世に生きた証を遺したい人たちのために、その人たちの「ことば」を集め遺してつなげるための文庫を運営しています。

家族葬とは、要するに『来るな!』と言っていることを、喪主や家族は認識すべきです。

 
そのくせに香典はもらったり、供花供物は別と受け取ったりと、線を引けない家族葬が今はほとんどです。
 
家族葬をする理由が、故人の遺言だったり費用を安くしたいとか、呼んでもどうせ集まらないなど色々ありますが、家族葬を選択したら、会葬辞退。香典辞退。供花供物辞退が1番筋が通った形であるとわからない人が多いですね。
右手で来るなと制して、一方の左手で物をもらう行為が醜い姿を思い浮かべていただければわかると思います。
 
私の中の1番理想の葬儀の形式は、一般葬で人には案内するが、香典供花供物は辞退する。
社葬の形ですが、これからの葬儀のベスト形式になって欲しいものです。人の金はアテにはしないが、故人との別れを希望する人との別れの機会は確保してもらいたいものです。
もちろん人の価値感は多様であり「来るな!」もありですから、だったら全部辞退して筋を通してかっこよく行きたいものです。