外人さんって話す時、日本人と比べてやたらとジェスチャー(ハンドサイン)を多く使いますよね。
私ももうすぐ、合計するとアラビア駐在が10年になりそうです。
中東に居ると、日本とは違う海外共通のハンドサインや、その国独特のハンドサインがあったりします。
ハンドサインってなかなか便利です。
言葉を発しなくても、ハンドサインで相手に理解して貰えます。
ハンドサイン(ジェスチャー)。
私が良く使うハンドサインは、親指を1本立てたGood!!を表現したり、時々親指とその他の指を添わせ、指をすぼめて手を上下に揺らし「ちょっと待って!」なんかに良く使います。
実は昨日、仕事の会議中にとんでもないハンドサインを体験してしまいました。
相手はレバノン人の業者。
その担当者は必死に私にお願いをして来ました。
「Please! Please!」
そう言いながら、自分の顎を親指と人差し指でVの字使った手で顎を必死に撫でるんです。
私はそのハンドサインは勿論知らないので、私を馬鹿にしてるのかと思いました。
それだけならいいんです。
彼は私に近ずいて、私の手首を握り締め、反対の手て私の顎を摩って来ました。
びっくり!した私!
もう笑って誤魔化すしかありません。
昔ヨーロッパ旅行中ゲイに誘われたことを思い出しました。
会議中でしたが、「私は女は好きだが、男は嫌いだ!」と言いながら彼を跳ね除けました。
会議終了後、アラビア社員にその出来事を話すと大笑いされました。
気になったハンドサインについてアラビア社員に訪ねました。
相手に物事をお願いする時、中東地域では、自分の顎を触りながらお願いするハンドサインがある。また更に強くお願いする時は相手の顎を摩るハンドサイン(風習)があるらしいです。
そんなハンドサインが有るなんて全然知りませんでした。
その後、私がそのハンドサインを知らなかったという情報が業者にも伝わり、直ぐに業者から謝りの電話がかかってきました。お陰でその業者と今後も上手くやっていけそうです。
それにしても海外には、いろんなハンドサインがあるんですね。