便潜血検査(FIT)が陽性だった患者を対象に、その後実施する大腸内視鏡検査での大腸腺腫発見率(ADR)と大腸内視鏡検査後大腸がん(PCCRC)リスクとの関連を検討した結果がAnn Intern Med誌に報告されました。
 

 ADR 1%上昇当たりのPCCRCは5%低下しました。大腸内視鏡検査を実施した患者1000例当たりの5年後に大腸癌の診断を受ける予測症例数は、ADRが70%だった内視鏡医で約2例だったのに対し、65%の内視鏡医では2.5を超え、60%の内視鏡医では約3.5、55%の内視鏡医では4.5を超えました。
 

 大腸内視鏡検査を行う医師には、高いADRが求められます。