50歳以上の健康な中高年約2万6,000例を対象にビタミンD3のサプリメントが骨折のリスクを低減させるかどうかを約5年追跡調査した結果、ビタミンD3サプリメントに全骨折、非椎体骨折、大腿骨近位部骨折のリスク低減効果は認められなかったことがN Engl J Med誌に報告されました。
 

 ビタミンDサプリメントは骨の健康のために広く推奨されていますが、健康な人の骨折予防効果に関する研究では良好な結果を示しませんでした。
 

 ただし、今回の研究では、ビタミンDが欠乏している人や骨粗鬆症または骨軟化症の患者、もしくは施設に入所している高齢者などは対象外となっています。