冠動脈疾患(CAD)患者におけるHDLコレステロール(HDL-C)と死亡リスクの関連について検討した結果、HDL-C値が中程度(40~60mg/dL)の群と比べて、低値(30mg/dL未満)群と超高値群(80mg/dL超)のいずれにおいても全死亡および心血管死のリスクが上昇することがJAMA Cardiol誌に報告されました。
 

 HDLコレステロール(HDL-C)高値が心血管疾患(CVD)リスクの低下に関連していることはよく知られていますが、その一方でHDL-Cが高過ぎる人では死亡リスクが高いことが複数の観察研究でも示されています。