BMIが35以上の患者で、減量手術を受けた人と受けなかった人を長期追跡して癌のリスクを比較するコホート研究を行った結果、肥満に関連する癌の発症リスクとあらゆる癌による死亡リスクは、減量手術群で有意に低かったことがJAMA誌に報告されました。
 

 手術による減量効果が大きかったグループほど、肥満関連癌の累積発症率が低くなる傾向が見られました。
 

 肥満関連の13種類の癌の内訳は、食道腺癌、腎細胞癌、閉経後の乳癌(55歳以上で診断されたもの)または両側卵巣切除術を受けた若い女性の乳癌、胃噴門部癌、結腸癌、直腸癌、肝癌、胆嚢癌、膵癌、卵巣癌、子宮体癌、甲状腺癌、多発性骨髄腫でありました。