ペパーミントオイルを有効成分とする過敏性腸症候群(IBS)改善薬コルぺルミンが要指導医薬品として発売されました。
 

 コルぺルミンの効能・効果は、「IBSの諸症状の緩和:腹痛又は腹部不快感を伴い、繰り返し又は交互に現れる下痢および便秘(以前に医師の診断・治療を受けた人に限る)」です。用法・用量は、成人(15歳以上)1回1カプセル、1日3回、食前または食間に服用となっています。以前に医師からIBSの診断・治療を受けた人が、その再発であると自覚できるときにのみ販売可能。
 

 有効性に関しては、海外の論文(J Gastroenterol)で既に報告されており、国内でも臨床試験が行われ、「機能性消化管疾患診療ガイドライン2020」にも掲載されています。