活動性の非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)患者を対象に、汎ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)作動薬lanifibranorの有効性を評価した結果がNew England Journal of Medicine誌に報告されました。
 

 その結果、肝線維化の増悪がなくSAF-Aスコア[脂肪変性・活動性・線維化(SAF)評価スコアの活動性項目(A)]が2点以上低下した患者の割合は、lanifibranor群の方がプラセボ群より有意に高く、肝線維化の改善やNASHの消失などの副次評価項目もlanifibranor群の方がプラセボより良好でありました。