米食品医薬品局(FDA)は、アルツハイマー病によるアミロイド斑を早期に検出する初めての臨床検査として、ルミパルスG β-アミロイド比(1-42/1-40)検査(以下、ルミパルス検査)を承認したことを発表しました。
 

 アルツハイマー病患者の脳には、アミロイドβと呼ばれる異常タンパク質が沈着してできるアミロイド斑が見られますが、ルミパルス検査で陽性だった患者の97%にPET検査でアミロイド斑の存在が確認され、陰性患者の84%がPETスキャンでも陰性でありました。
 

 アルツハイマー病は進行性の脳疾患であり、患者と介護者の双方が治療計画を検討するにあたっては、早期の正確な診断が重要となります。