開発中のアルツハイマー病治療薬で有望な結果

　開発段階にある経口薬SAGE-718により、アルツハイマー病（AD）の軽度認知障害（MCI）に著しい改善が認められたとする結果が報告され、米国神経学会年次総会で発表されました。
 

　SAGE-718は、N-メチル-D-アスパラギン酸（NMDA）受容体の機能障害に関連して生じる認知障害の潜在的な治療薬として開発が進められています。
 

　試験開始から14日目に対象者の認知機能を検査したところ、遂行機能、学習、記憶に関する複数のテストで改善が認められました。