遺伝性血管性浮腫発作抑制薬のラナデルマブ(遺伝子組換え)(商品名タクザイロ皮下注300mgシリンジ)の製造販売が承認されました。
 

 遺伝性血管性浮腫(HAE)は、顔面、口唇、手足、上気道、消化器など様々な部位に、急性に浮腫が生じる遺伝疾患です。HAEの急性発作は、上気道(咽頭)の激しい浮腫により、致死的な呼吸困難や窒息を引き起こす危険性があります。
 

 HAE治療薬には、急性発作に対してはフィラジル、急性発作の発症抑制に対してベリナートP、オラデオが現在使用されています。