フィンランドの電動キックボード乗車中の事故を解析した結果、救急科を受診した負傷の発生率は、10万回乗車当たり18.0回、10万km走行当たり7.3回、重症の発生率はそれぞれ5.9回、2.4回であったことが、JAMA Netw Open誌に報告されました。
 

 負傷部位は頭部、顔部、上肢や下肢の頻度が高く、特に上肢は重症例が多い結果でありました。骨折・脱臼は31.1%。5.1%が入院、0.9%は集中治療室に入室しました。
 

 次世代のパーソナルモビリティとして注目されている電動キックボード。日本でも導入進められ、今年(2022年)4月には最高速度20km/時以下の電動キックボードは免許不要とする改正道路交通法が国会で可決されましたが、安全に十分な注意が必要です。