新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック下で、乳がん検診の遅れや治療の中断が生じ、その結果、今後乳がんで死亡する女性が増加するとの分析結果が、「Journal of the National Cancer Institute」に発表されました。
 

 その内訳は、検診受診者数の減少に関連したもの、乳がんの症状がある女性の診断の遅れに関連したもの、ホルモン受容体陽性の早期乳がん患者に対する化学療法の削減に関連したものなど。
 

 「各施設は、パンデミック時に定期的なマンモグラフィ検診を受け損ねた女性に対するスクリーニング検査を優先的に行うべきだ」と呼び掛けています。