便秘の症状に睡眠の質が影響している可能性を示す研究結果が報告され、「Journal of Neurogastroenterology and Motility」誌に掲載されました。
 

 主要評価項目であるブリストル便形状スケール(BSFS)は、睡眠良好群と不良群との間に有意な差が認められ、BSFSのタイプ4(滑らかで柔らかい標準的な便)の割合は睡眠良好群の方が有意に高く、BSFSタイプ1(コロコロした固い便)やタイプ2(ゴツゴツした固い便)の割合は睡眠不良群の方が多い結果となりました。また、排便回数、腹痛、残便感などの排便に関連する症状の多くが睡眠不良群で有意に多く見られました。