糖尿病患者がグリセミックインデックス(GI)やグリセミックロード(GL)の低い食品を選んで食べることにより、血糖値だけでなく血清脂質、炎症などの良好なコントロールにつながることを示すデータが報告され、「The BMJ」誌に掲載されました。
 

 グリセミックインデックス(GI)とは、食品を摂取後の血糖値の上昇しやすさの指標。一方のグリセミックロード(GL)は、食品に含まれている炭水化物の量で、GI値にその食品の標準摂取量(サービング)当たりに含まれる炭水化物のグラム数を掛け、100で割ることによって求めた値です。
 

 低GI食品(GI値55以下)には、ライ麦パン(50)、さつま芋(44)など、高GI食品(GI値70以上)には、じゃがいも(96)、食パン(89)などがあります。低GL食品(GL値10以下)には、キウイ(6)、マンゴー(8)など、高GL食品(GL値20以上)には、うどん(30)、スパゲティ(33)などがあります。