味覚には塩味・苦味・うまみ・酸味・甘味というものがあります。その中でも塩味は、高齢になると若いときよりも12倍感じにくくなることがJAMA誌に報告されています。
 

 塩分よりも加齢の変化を受けにくいうまみ成分を使いましょう。味付けを塩分に頼るのではなく、だしを使って味を補うようにする。さらには酸味という衰えにくい味覚をアクセントに使うと、塩味をより感じやすくなります。
 

 また、亜鉛不足は味覚を衰えさせ、塩分の取りすぎを招く恐れがあるため、注意が必要です。