過体重または肥満の2型糖尿病患者に対して、グルカゴン様ペプチド1(GLP-1)とグルカゴンとの共受容体作動薬cotadutideを投与することにより、肝機能改善、血糖の改善や体重減少効果が示され、Diabetes Care誌に掲載されました。
肝臓機能改善効果は、GLP-1(リラグルチド)単独より顕著で、体重減少から予測される以上のものでありました。
2型糖尿病患者の約70%、そして減量治療または減量手術の対象となる重度肥満患者の93%に認められる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)や肝硬変、ひいては肝癌に進行する可能性があります。