片頭痛の病態に関わるカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)をターゲットとする抗体医薬が続々と登場し、早期からの高い発作抑制効果や忍容性の高さに期待が寄せられています。
 

 現在、抗CGRP抗体ガルカネズマブ(商品名エムガルティ)およびフレマネズマブ(アジョビ)、抗CGRP受容体抗体のエレヌマブ(アイモビーグ)が発売されていますが、ガルカネズマブの薬価は1回に付き約4万5000円、フレマネズマブとエレヌマブは1回に付き4万1356円。
 

 ただし、発作が十分に抑制できていれば、3~6カ月程度で中止しても、その後の片頭痛発作が継続的に抑制されることがありますので、やってみる価値があるかも。