このたび、重症喘息に対して気管支サーモプラスティを行った結果、10年の追跡においても、喘息増悪の減少、症状の改善、救急外来受診の減少などの効果が持続。結果が、Lancet Respiratory Medicine誌に掲載されました。

 

 気管支サーモプラスティは、吸入薬などの薬物治療に不応性の重症喘息に対して用いられる、気管支鏡を用いた治療です。肥厚した気道平滑筋に熱エネルギーを与えることによって、気道収縮を抑制することが可能です。標的気管支内でバスケットを開き、65℃の通電を10秒行うという作業を両肺に繰り返しますが、通常、3週間以上の間隔を空けて、3回に分けて入院治療を行います。