中等症から重症のアトピー性皮膚炎の成人患者にヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬のアブロシチニブを投与したところ、症状改善効果に優れ、掻痒軽減効果が高かったとする報告が、NEJM誌に掲載されました。

 アブロシチニブは1日1回経口投与する低分子量のJAK1阻害薬で、IL-4やIL-13などのアトピー性皮膚炎の機序に関わるサイトカインのシグナル伝達を阻害します。