勃起障害(ED)の治療薬であるバイアグラやシアリスなどのPDE5阻害薬を使用している慢性冠症候群の男性では、全死亡リスクや心筋梗塞の発症リスクなどが低下する可能性のあることが、「Journal of the American College of Cardiology」誌に報告されました。
 

 解析の結果、PDE5阻害薬群はコントロール群に比べて、全死亡リスクが12%低く、心筋梗塞の発症リスクが19%、心不全の発症リスクが25%、心血管疾患による死亡リスクが17%低いことが明らかとなりました。
 

 非常に興味深い研究結果でありますが、実証には、薬のランダム化比較試験が必要となります。