このたび、人工甘味料の食前摂取が、甘味料不使用の場合と比較して、食事エネルギー摂取を減少させることが示され、Microbiome誌に報告されました。
 

 以前より、サッカリンなどの人工甘味料が血糖値を上昇させ、肥満、2型糖尿病、メタボリックシンドロームの人ほど人工甘味料を使用しているという報告がされてきましたが、甘味を感じるということが、満足感を高め、早い満腹感の招来し、食事エネルギー摂取を減少につながることが実証されました。
 

 肥満や糖尿病患者のエネルギー摂取管理法として、人工甘味料は上限量を守る限りにおいて、大いに推奨されるべきだと考えます。ちなみに、FDAの定めるADI(人の1日摂取許容量)は15mg/kgですが、世界保健機関(WHO)/国際連合食糧農業機関(FEO)合同委員会(JECFA)のADIは5mg/kgです。